転職するよりFEELCYCLEに行けば

転職すれば人生変わると思っていましたがFEELCYCLEに行った方が良い方向に変わりました。その過程で得た気づきをシェアできればと思います。

大異動祭りを人事的な面から考えてみる【FEELCYCLE】

FEELCYCLEの良いところでもあり悪いところでもあるIRの異動が5月にあります

例年は4月と9月に異動することが多いようなのですが、2023年については4月はなし、もしかしてこのままの体制が続くのでは?と言うか現ホームのIR陣が最高of最高なので続いて欲しいと願っていましたが、その願いも虚しく1ヶ月遅れの5月を区切りに異動が発表されました、それもかなりの大異動

しかも今回の異動に伴うスケアが1週間遅れた上に一気に3週間分アップされる異例な状況(通常は毎週、翌々々週のスケジュールがアップされる)。SNSではマンチケを買わせるためだという、運営に対して非常に厳しい声が散見されておりかなり荒れたスケアでもありました

それに加えて有名IRの退職者が複数名いるトリプルパンチくらいで衝撃的なスケアでした

筆者的にもかなり苦しく、なんと2022年に漕いだレッスンベスト3に入るIRの内2名が退職。そしてそしてとうとう推しIRが異動

 

一体何があったのかを人事的な目線で考えてみたいと思います

筆者は過去に短い期間ではありましたが全国に店舗を持つサービス業の会社で人事をしたことがあり、店舗配属で非常に苦労した(と言うか一番キツイ仕事だった)経験を思い出しながら書いてみようと思います

 

 

※ここからは一都三県を前提に話を進めます

 

まずすぐに思ったのが、今回の異動および退職による店舗配属に本部及び現場は非常に苦労をしたのではと言うことです

 

今回の異動の最大の特徴はその異動者の多さ。もうほとんど全ての店舗で異動者が発生しており筆者のホームでは何と7名中5名が異動することになりました

もうこれは今の体制をほとんど放棄するような異常な事態とも言えると思います。現ホームは予約の取りにくさから察するにかなり集客ができているスタジオなので、恐らく他店の影響でこうせざるを得なかったのかと思います

また、もう一つ目についたのがフリーになる方が多いとも感じました。その名の通り、店舗に所属することなく、一定のエリア内のスタジオにスポットでレッスンをするスタイルのIR。これまでの傾向的にフリーIRはかなりのベテランで全国的に名が知れている有名な方がなっている印象でしたが、必ずしもそうではないのでは?と思うような方も今回を機にフリーになっていました

あと最後、距離的に遠い店舗への異動も目立ったように感じました。隣の店舗ならよくわかりますが、この人どこ住んでるの?と思ってしまうような距離のある店舗への異動です

 

さて、これらの状況を鑑みて考えたこととしては、相当な(ちょっとマズいレベルでの)人手不足なのではと言うことです。サービス業は人手不足が叫ばれて久しいですが、FEELCYCLEもまさにそのような状況なのではと思われます

そして、元々少ない人で工面しなければならないところに退職者の続出が追い討ちをかけたのではと考えてます。恐らく3月の時点で4月以降の異動のプランは立っていたのかと思いますが、その後に発覚した退職者。引き止めやプランの練り直しのために、少し無理のある異動やスケアが1週間遅れたのではないでしょうか、フリーのIRを増やすのも今後退職者が出た時にすぐに対応ができるように機動力のあるIRを用意しておきたかったのではないでしょうか

人が足りていないのだろうと思わせる証拠がもう一つあります。それは新卒採用の数です。リクナビでの情報を見ると昨年度実績(見込) 41~45名に対して今年度予定 51~100名となっています。仮に間をとって75人採用できたとして、店舗はどれだけ増えるでしょうか。年間多くて3店舗ほどではないでしょうか。それを考えると異常とも言える採用人数です。本部としては、足りていない人員カバーだけでなく、これから発生する退職者も考慮しているのだと思いますが、とは言っても今がよほど足りていないことは間違いなと思います

 

外から見ると店舗への配属は、その店舗に通える人を店舗全体で見て何となく仕事ができる能力を均等にするように配属すればいいと思われるかも知れませんが、実は非常に複雑です

なぜなら一人の社員に対して本部から見る評価と現場から見る評価が全く異なることがあり、また、結局は人と人の集まりなので、社員同士の相性もありますし、SVや店長の意向もバカにできません。また、お客からの評価がべらぼうに高くても会社へのローヤリティが低い社員もこれまた面倒です(本部の指示を聞かない、提出物を出さない等)し逆もまた然り

その結果、客から見ると非常にクエスチョンが残る異動劇になったとも言えます

 

FEELCYCLEは現在一都三県に27店舗。ほとんどの店舗では平日朝7時から夜の22時過ぎまで運営をしていて提供レッスン数は10コマを超えます。I Rはこれだけのレッスンを常に高いパフォーマンスで提供しなければなりません

その体制を維持するだけでもかなりの労力が必要になることは想像に難くありません。今回のスケアの反応をSNSで見るとかなり批判的な意見が多いですが、その裏側では大変な苦労があったのだと筆者は考えております

 

筆者的にも衝撃的なスケアではありましたが、文句を言わずこれからもIRに感謝しながらレッスンを楽しみたいと思います


最後に、これは本当のところは知りませんが、この手の業界は現場上がりの方がSVや企画職に異動することは多くあります。一部の文句を言っている方の矛先が実は元推しだった、なんて可能性も否定できないことを添えておきます。

 

(ここに書いたことは筆者の想像の中であって、実はマンチケを稼ぐためにわざとスケアのタイミングを遅らせてIRの大シャッフルをしたのだとしたら天晴れです)