まず有給休暇は会社員の権利です
もう8年ほど前になりますが、とある外資系の面接を受けた時にこんな質問をされたことを今でも覚えています
「会社が社員に与えるものは2つしかありません、何かわかりますか」
一つは給与だとわかったがもう一つがわからない。答えに窮していると下記の正解を教えてくれました
「給与と有給休暇です」
なんでこんな話になったのかと言うと、当時の筆者は自己成長ややりがいなどを求める第二新卒真っ只中だった訳でその話をした際に「そんなものは自分で見つけてください」と、会社があなたに与えるものは上の2つです、となった次第です
まああの面接官はちょっと考えが極端すぎると今になっても思うが、同じ採用担当者の立場になった今、言わんとしていることはわからないでもない
と言うことで有給は使いましょう
そんな有給についてこんなツイートが流れてきたので紹介です
これは何回も言うけど、転職の最高のメリットの一つは、最後の有休消化ね
— 純ドメマン (@Manofpatience21) August 6, 2023
奴隷である従業員が、会社、そして社会に圧勝する唯一の期間。人生を謳歌する、黄金の期間だからね
何度も転職している筆者的ではありますが実はあまり意識したことのないポイントだったのでなるほどなと思った、確かにそうだなと
社員の権利ではあるけれど、実は消化しきれていない人がほとんどではないかなと思います。と、書いていてもう一つ面白いエピソードを思い出しました
とある大手食品メーカーに新卒で10年以上勤めている友人はこれまで有給を使いきれなかったことがないらしい、そしてそれを当たり前のように語っていた。更には土日と言うか休日に仕事をしたことがない、と。その話をした2年後には年収900万円に達したと言っていたのでホワイトってこう言うことかーとなんとも言えない気持ちになりましたね
話は戻りまして、退職時の有休消化ですが筆者の感覚的には2週間(10日分)の消化で十分かと思います
明確にやりたいことがあれば1ヶ月程度取得してもいいと思いますが特にやりたいことがない場合は暇でしょうがなくなるはずです。ほとんどの人にとって1ヶ月かけてやりたいことなんてないはずなので、2週間で良いでしょう。仮に1週間を普段できない行政的な手続きや通院、家族関連の用事に当てたとしてもそれでも完全な自由時間を2週間とってトータル3週間で十分なのではないでしょうか
せっかくなので海外旅行にでも行くのがいいと思いますが、仕事から離れた解放感より迫り来る次の会社のことが気になって正直気持ちが休まらないと言うのが実体験です
あとこれは年齢も関係してくるかなと思います。20代前半でした1回目の転職の時は何も気にすることなく、むしろ待ってましたと言わんばかりに2、3ヶ月海外でニートを満喫してましたね、周りにも羨ましがられましたし。ただ30前後で転職する時はキャリア的にも大切な時期で周りの友人も忙しくしている中一人で遊ぶのもなんだか気が引けるようなこともあり、ソワソワしたことを覚えてます。40代になったらどうなんでしょうね、ちょっと気になりますので将来試したいと思います、半分冗談です
また、筆者は独身なのでわかりませんが家庭がある方はどうなんでしょうか。イマイチ想像がつきませんが、そんな1ヶ月も休んどらんで早よ働けと思われるのでしょうか、これも将来試せるなら試したいと思いますが筆者の性格上家で一人休んでいるのは難しいと思います
FEELCYCLEに行きまくろう、とも思いましたが連日何本も漕ぐそんな体力はありません
まあ有休消化期間はないよりあったほうがいいことは間違いないですけどね
それよりも意識したいことは、最後思わぬドタバタに巻き込まれたり意地悪な上司の嫌がらせのために全然消化しきれずに終わるのを避けることです。そのためには一気に消化する計画よりも、ちょこちょこ使っておくほうが賢明かなと思います。社員の権利なので堂々と使いましょう(自戒も込めて)
最後に転職時のテクニックとして、転職先と入社時期の交渉になった際に「有給を消化したいので」は言わないようにしましょう。受け入れ側としては「そんなん知らん。1日でも早く来て」となります。「引き継ぎで忙しい」と大人の対応をしましょう
以上です